【お役立ちメニュー】保証期間が切れても対応してくれる業者を選ぼうブログ:16/5/21
生まれた当時はモノクロの、わたしのアルバム。
産着に包まれていても、母親の腕に抱かれていても、
動物園のキリンさんの前でも…
やたらと泣き顔の多いわたしの写真。
今もかわらずの泣き虫っぷりに
そして人見知りっぷりに、恥ずかしくなることしきりです。
そんなわたしに初めて出来た友人は、
通っていた小学校の教頭先生のお嬢さんだったように思います。
はきはきしていて優等生、ピアノが上手だった彼女は、
色が黒いことがちょっぴりコンプレックス、だけどとてもお茶目。
自己主張することが苦手だったわたしですが、
初めてケンカをしたのもこの友人でした。
きっかけは本当にちょっとした事で、
「横断歩道のボタンをどっちが押すか」ということ。
結局その日は最後までクチを聞かずに、
家に帰ってから落ち込んでいたのを覚えています。
「ごめんね」そう言えたらよかったのに…
たっぷりたっぷり後悔しながら布団の中でなかなか眠れず…
次の日、勇気を出して、
わたしが「ごめんね」を伝えたときの
友人の恥ずかしそうな顔は今も覚えています。
わたしの右の大腿部には大きな火傷跡があるのですが、
健康な皮膚の上にくっきりと地図のようにのっかかっていて
「気持ち悪いヤツ」などと
同級生や上級生の男の子にからかわれていたのを見つけ、
助けてくれたのもその友人。
大人になり、数十年後に
「とても嬉しかったのよ」と伝える機会があったとき
「そんなことあったっけ?」と言いながら、
喧嘩をした次の日の仲直りの後と同じ、照れくさそうな顔を
わたしに見せてくれました。
人間って意外と、
自分が感謝されるようなことをしてきたことって
すっかり忘れている事が多いですね。