【お役立ちメニュー】買電と売電がゼロになることも考えられるブログ:23/7/12
ミーとお母さんは顔がそっくり。
顔の他にも、声や話し方まで全てがそっくり。
小学生の頃、参観日のたびに
その事をクラスの男の子にからかわれて
とても嫌だった。
お母さんと似ていると言われるたびに、
ミーはお母さんに毒付いた。
やがて、参観日にお母さんは来なくなった。
その事を最近まで思い出す事もなかった。
月日は経って、ミーもお母さんになった。
とても可愛い、男の子。
顔も手足の形も、爪の形も私にそっくり。
話し始めると、声も話し方もミーにそっくり。
「お母さんにそっくりね」
そう言われるたびにミーは、
嬉しくて嬉しくてたまらない!
そんな男の子が今年幼稚園に入園する。
参観日…とても楽しみにしている今の自分。
ふと、お母さんの顔が蘇る。
「今日、お母さんに似てるって笑われた。
恥ずかしいから参観日来て欲しくない!!」
ミーは確か、
こんな事を参観日のたびにお母さんに言った気がする。
5年生になった時、お母さんは参観日に来なくなった。
あの時、お母さんはどんな気持ちだったんだろう。
本当は先生の問いに
元気に手を挙げているところを、もっと見て欲しかった。
帰ったら、参観日で手を挙げたミーを
褒めてくれた優しいお母さんだった。
恥ずかしかったから…
ただそれだけの理由で、
お母さんを拒否して傷つけてしまった。
男の子は、ミーと似ている…性格も何もかも…
きっといつか言うだろう。
ミーが母に言ったひどい言葉を…
それでも、
ミーはその言葉に負けずに男の子を見に行く。
きっと男の子も、
本当の気持ちはミーと似ているだろうから…
ミーは笑顔で参観日に行こうと思う。
そして、初めての参観日を終えたら、
お母さんに謝ろうと決めている。